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2009年 07月 25日

FUJI ROCK FESTIVAL 09 2日目

晴れた! 昨日が嘘のように、とまではいかないけど青空がとても嬉しい。
昨日の長靴での靴ずれに絆創膏を貼りまくって出発。





a flood of circle @ RED MARQUEE
友人が見たいというのにくっついていったのだけど、音に近づくにつれて鳥肌が。thee michelle gun elephantが新曲演ってるのかと思った。若い頃のチバの声が聞こえてきたんだ。
一昨日のG.アベの訃報もあり、たぶん彼らが自分の人生に最も影響を与えたバンドだっていうのもあり、思いがけないものに出会って、そういう雑多な気持ちをかき乱すようなこの朝一発目の衝撃。気の落ち着けどころがわからないまま演奏が終わり、「もう今日お腹いっぱいだよ」という見知らぬ人の言葉に激しく同意を覚えた。


The Birthday @ GREEN STAGE
さきほどの衝撃からうまく気持ちを切り替えられないまま、現在進行形のチバを見る。昨年もここで聞いた「涙がこぼれそう」が聴こえてきて、こっちのセリフだよ、と皮肉に思ってみる。(ついでに同じような人もきっと何人かはいるんじゃないかと邪推してみる)
ステージの後ろにクハラが見えた。
魂が半分抜けてたんだと思う。それしか覚えてないや。

※で、いまさっきfujirocker.orgの記事を読んだ。
移動中だったので知らなかったんだけど、きっとあのときあの言葉を聞いていたら違う一日になったのかもしれない。

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今日は暑くて川が気持ちいい。別口の友達と乾杯する。こうやって音楽でつながっている友達がいて、好きなものを共有する絆があって、幸せだと感じる。


SEUN KUTI & EGYPT 80 @ GREEN STAGE
今日から合流した仲間とまずは乾杯しながら、ナイジェリアのアフロビートの創始者と言われるバンドを見る。アフリカの民族衣装かな、カラフルな服に身を包んだ大所帯で、楽しそうな音が鳴らされる。プリミティブなビートに陽気なメロディーで踊りたくなる音に合わせて、アフリカの抱える問題を啓発する社会派なんだそうだ。

次は宮崎からやってきたフジ1回目から参加のつわものと今日3回目の乾杯。

UA @ GREEN STAGE
はるか後方から見ていたんだけど、背中がぱっくり割れた赤いドレスに不思議な髪型のUAは、なんというか人の世のものじゃない不可思議な魅力があった。でも特別なことを話すのではなく、普通の言葉で普通に近い日常を歌うのに、なにか色のついがグラスを透かして見るような違う世界を見せてくれる。知っている曲でも初めて聞くアレンジがなされ、はじめて聴く曲でもUAの声がどこか懐かしさをくれる。「音楽で世界は変えられるのでしょうか」に対する答えを心の中で唱えながら、なんだか泣けてきた。


The Ska Flames @ FIELD OF HEAVEN
またパラパラと雨が降りだす中、日本が誇るオーセンティックスカバンドthe Ska Flamesを見る。もうすぐ結成25周年だという、かっこいい大人が奏でる音は踊っていて楽しくて仕方ない。
fesでばかり見ているんだけど、今日初めて気づいたことがひとつ。Vo.伊勢氏の歌うラブソングがたまらん、ということ。
失礼ながら、決して最新のお洒落に身を包んでいるわけではなく、オジサン体系のオジサンが、ときにメランコリックなメロディーにやたらいい声でロマンティックな歌詞を唄って、かっこいい。なんだかずるいなぁと。
いや、いいものを見せてもらった。


EASY STAR ALL-STARS @ FIELD OF HEAVEN
BeatlesにRadiohedにPink Floydに、完全なカバーアルバムを出している、しかもレゲエで。という前噂につられて見に行く。Field of Heavenの中央にはミラーボールが回って周囲の山々に光をまき散らし、思い出したようにどこからかしゃぼん玉がただよう客席で、ダブサウンドのParanoid Androidは軽く感動を覚えた。有名曲の心地よいレゲエバージョンにオーディエンスが思い思いに体を揺らし、手を振り、新がロングする様は一緒に見ていても気持ちがいい。


HEVENのキャンドルに心を奪われながらAVARONへ。
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Rafven @ Gipsy Avaron
レーベンと読むこのバンドは、どうも今回のフジロックだけで計6回演奏するらしい。ストリート出身でかなりのパフォーマーの集団らしい。とにかく楽しいらしい。昨日のステージもとてもよかったらしい。
「らしい」ばっかりでステージを見にきたんだけど、全部間違いじゃなかった。(いや、全部で6回以上ステージに立ったらしい)
スウェーデンのジプシーなストリートパフォーマーで、ヨーロッパの片田舎辺りで昔ながらの村祭りはきっとこんなだよな、というイメージ。盛装した8人のどこかいなたい雰囲気をたたえたヨーロッパ人が、それは楽しそうに演奏する。日本を時々織り交ぜながらのMCも日本流のお辞儀パフォーマンスも笑える。牛の歌では、みんなでリエゾンしながら要所要所の掛声に「ウシ!」と叫ぶのがおっもしろくてね。(昨日は「羊の歌」だったらしいが)
Saxを外し、逆立ちして手を叩くように足裏を打合せたり、その後ろで激しく足踏みダンスをしていたり、オーディエンスも踊らずにはいられない楽しい時間ふぁった。残念ながらこの日のAvaronのステージではあるもののアンコールはなかったけど、Rafvenコールがやまないのも無理はない。クセになりそうなバンドだった。


今日は夜遊びに夜中のPALACE OF WONDERへ。こんな夜中でも人がうろうろしている。CRYSTAL PALASEでの石野卓球待ちなのであろう人をよけて、モンゴルサーカスを見る。
人々が長袖アウターを着ている中、半裸の怪力男が鉄球をお手玉したり、足で重量挙げのバーベルを持ち上げ、そこに美女2人がぶら下がり、さらに男2人が乗る、という力技の連続。すごかった。

毎年いい匂いをさせている博多ラーメンを今回初めて食べる。とんでもない時間に食べているのを自覚しつつも、夜中のラーメンてなんてうまいんだろう。

by kyuuuu | 2009-07-25 23:59 | Rock and Roll


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