2009年 04月 12日
砂浜で風を原動力に、プラスチックチューブで作られた構造物が歩く。 生き物のように。 日比谷パティオで開かれていたテオ・ヤンセン展を見てきた。 テオ・ヤンセンはオランダの芸術家で、この19年ストランド・ビースト(オランダ語で「砂浜動物」の意)をつくりつづけている。シンプルなつくりと言えなくもないけれど、複雑な動きを制御する設計がすごい。構造物を生き物ととらえる考え方がおもしろい。(壊れて動かなくなることは「死」だし、改良されていくことは「進化」だし、たくさん作られることは「繁殖」と呼ばれる) デモンストレーションでは、かなり大きな実物が動いてびっくりする。 アナログだけどきちんと動く、宮崎駿のアニメに出てきそうな雰囲気がいい。なんだろうな、愛おしさのような感覚を覚えるのは、不完全でどこかあたたかみと愛嬌のあるメカニカルなものだからか。 ぜひ進化をつづけて絶滅しないでほしい。 ---------- Strandbeast.com Theo Jansen official web site (filmで動く様子が見られる) 和蘭生活事始 テオ・ヤンセンの紹介記事(05年なので最新ではないけど)
by kyuuuu
| 2009-04-12 23:59
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