2004年 11月 18日
今かなりハード系技術系の学問をやってます。で、ものをつくる業界ではしばらく前から「ユニバーサルデザイン」が流行っているように見受けられます。 技術屋さんは技術的なものの見方をしてしまいがちなこと、そういうモノづくりとかまちづくりをしてきたことは反省点だと思ってます。かたやデザイナーさんがデザイン重視からユーザーの視点が足りないものというのも見かけます。結果的にそういう状況がユニバーサルデザインの必要性を生んでるのかもしれないと思います。 ユニバーサルデザインの本質的な意味は、「バリアフリー」を超えた、誰にでも使いやすいというコンセプトにあると理解しています。バリアフリーとは、何らかの社会的バリア(≒障害)を持っている人に対して、そのバリアを取り除く(=フリーにする)ものという解釈です。 優れたユニバーサルデザインは、モノとして見たときも美しいものだったりします。けれど、今世に出ている「ユニバーサルデザイン」と銘打っているもの全部が本来の意味のユニバーサルデザインではないと思います。自分自身でも気をつけていろいろ見ていきたいことがたくさんあります。 機能性の追及は美しい形につながっていくと思いますし、実際に自分が何かをつくることに関わるときは根底にユニバーサルデザインの考え方を忘れずにいようと思っています。そもそもモノづくりが好きなので、色だったり形だったり、新しいもののつくりかたにはすごく興味があるし。 感覚を刺激するデザイン デザインの勉強をされてて、なんとなくでもユニバーサルデザインの概念を持ってる人がいて、だんだん世の中がちょっとづつでも良くなっていけばいいなあと思ってちょっと応援したくなりました。
by kyuuuu
| 2004-11-18 18:41
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